読者の皆様、お久しぶりです。りんりん (@RinRin_aoihabur)です。
今日は日本株のグレイステクノロジー(6541)について紹介します。
日本株の高ROEグロース銘柄の紹介だよ!
本記事は新企画”SBIネオモバイル証券で高ROEグロース株に端株投資”の第2弾になります!
↓企画詳細はこちらをどうぞー。
※注意事項
本記事では日本の高ROEグロース株を紹介していますが、売買を推奨するものではありません。特にグロース株投資はハイリスクな手法のため、投資経験の浅い方は十分にご注意ください。
なお、筆者は全世界株式を中心とした分散投資をおすすめしておりますが、自身の勉強のため日本の高ROEグロース株の端株投資(1銘柄あたり数千円~1万円程度)もチャレンジしています。
早速紹介していきます。
銘柄紹介
今回ご紹介する銘柄はグレイステクノロジー(6541)です。 (クリックすると企業HPへ飛びます。)
簡単にまとめると、こんな感じです。
- 業種はサービス。マニュアル制作専門というニッチな会社
- 時価総額500億円程度の小型株
- マニュアルコンサルティングとクラウド型マニュアル基幹システム「e-manual」を提供
- 国内大手メーカーの産業機械や工業機械のマニュアル製作が主体で、競合他社が皆無
- 営業利益率40%超の優秀なビジネスモデル
- 8期連続増収、10期連続増益を達成(2021年3月期決算時点)
下の写真は、グレイステクノロジーのビジネスモデルの説明です。
コンサルティングと品質管理に重きを置き、手間のかかるマニュアル制作工程を外注し、高利益体質を確立しています。
詳しい銘柄紹介は下記をご覧ください。
マニュアル制作専門会社。NMS事業(クラウド型マニュアル基幹システム「e-manual」、AIマニュアル「Grace Vision」の導入・運営、マニュアルの企画・構成・制作)が主力。MOS事業(マニュアルオーダーメードサービス)は専門性の高いマニュアルのテクニカルライティング、技術翻訳を営む。マニュアルライフサイクルの全フェーズ(企画・設計・原稿作成・翻訳・編集・校正・更新・印刷・配布・公開・ユーザーサポート)をカバー。半導体製造装置やパワーショベルなどの産業機械や工業機械のマニュアル制作が主体。スマートグラス(HoloLens)を使用した完全誘導型・AR表示のAIマニュアル「Grace Vision」の導入を推進。2017年名古屋営業所開設(トヨタ自動車対応)。2018年完全誘導型AIマニュアル「Grace Vision」を発表。主要取引先は東芝インフォメーションシステムズ、豊田自動織機、了徳寺大学、ファナック。
マネックス証券の銘柄スカウターより引用
株価・各種指標
2021/6/19現在のグレイステクノロジー(6541) の各種指標を簡単にまとめます。
- 株価:1513
- 時価総額:430億円
- PER(予想):53.6
- PBR:13.41
- ROE:39.57%
- 配当利回り:1.19%(2020年実績18円)
- 配当性向:23.7%
- 自己資本比率:50.1%
高ROEグロース株ということでPERはやや高めですが、まだ我慢できる範囲だと思います。
競合他社がいない優秀なビジネスモデルで、ROE39%も納得です。
自己資本比率も40%を超えており、財務に問題はなさそうです。
その他にキャッシュフローや有利子負債などを確認しましたが、特に問題なさそうです。
過去5年チャートは上図のようになります。
好業績を背景に、コロナ禍以降4倍ほど株価は上昇しましたが、足もとは暴落し、コロナ以前の株価水準に戻っています。
考えられる暴落の理由は以下3点です。
・代表取締役会長・松村幸治氏の逝去(2021年4月14日開示情報)により、中長期的な経営方針に不透明感あり。
・2021年3月期決算(2021年5月14日開示情報)は良かったものの、来期予想が控えめで成長鈍化懸念。
・マニュアル製作会社のHOTARUを子会社化に伴い、2022年3月期は大幅な営業利益率の低下が予想される。
個人的には、同社のビジネスモデルが優位性が揺らぐわけではないので、現在の株価を前向きに捉えています。
過去8年間の売上高および収益性のグラフです。
売上、営業利益率ともに順調に成長を続けています。
“その企業の稼ぐ力”を示すROEも10%以上を維持しながら、緩やかに上昇しています。
【 バフェット・コードのご紹介 】
売上高&収益性グラフはバフェット・コード様より引用させていただきました。
日本株、米国株の企業分析に役立つツールですので、是非ご活用ください。
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まとめ
隙間産業で競合他社がいないため、ビジネスモデルに優位性がありますね。
利益率は非常に高く、直近2021年のROEは30%超えです。
HOTARUの子会社化は人的リソースを補うためで、多少営業利益率が下げってでも成長しようということだと思います。
PER(予想)が50倍超えと非常に高くみえますが、今の成長率を鑑みると、妥当ではないでしょうか。
今後の成長は、HOTARU子会社化を有効活用できるか、AIマニュアル「GRACE VISION」が業績に貢献できるか、に懸かっていると思います。
また、信用買い残が200万株(1日平均出来高50万株の4倍程度)と多く、短期的には売られやすいため、株価が低いうちに拾っていきたいです。
なお、グレイステクノロジーのビジネスモデルについては下記の記事が参考になります。
日本株は難しいけど、低リスクな端株投資で実践してみるよ!
投資はあくまで自己責任でお願いします。
Believe in yourself.
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↓決算書の見方、ファンダメンタル分析についてはこちらの本が大変参考になりました。日本株投資を主体に書かれていますが、米国株投資にも応用できると思います。
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↓運用実績はこちらで紹介しています。参考にどうぞ。
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