読者の皆様、お久しぶりです。りんりん (@RinRin_aoihabur)です。
今日は米国株のベライゾン・コミュニケーションズを紹介します。
ベライゾン・コミュニケーションズの安定感の秘密を読み解きます!
りんりんも保有している銘柄だよ!
銘柄概要
ベライゾン・コミュニケーションズ【以下、VZ】は米国で最大級の通信会社です。
同社の事業は無線事業、有線事業に大別されます。
ベライゾンの主力は無線事業で、2018年9月末時点で無線の契約数が約1億5400万人となっています。無線と有線の売上比率は概ね3:1になります。
VZは2018年に新設されたコミュニケーション・サービスセクターとなります。
通信株は既に成熟しており、インカムゲイン(配当金)を狙う銘柄ですね。
ダウ工業30種の構成銘柄にもなっています。
同業他社にAT&T【T】があります。
こちらも無線事業、有線事業ともにありますが、有線事業に強みを持つ企業です。
売上シェアは、無線事業では1位:VZ、2位:T、有線事業では 1位:T、2位:VZです。
過去5年のチャートです。
うねりながらも右肩上がりのグラフとなっています。
過去5年で売上、純利益はあまり変化がないので、やや割高感があります。
業績サマリー
VZの業績サマリーです。
売上高はほぼ横ばい、純利益も波がありますが、2020年までの見通しは明るいです。
PERは10~15倍程度で推移しています。
PERは低めですが、成長株ではないのでそこは割り引いて考える必要があります。
メリット・デメリット
それでは、VZを投資対象としたときのメリット・デメリットをみていきます。
メリット
①安定して稼ぐ力のある企業
VZはROE20%前後、営業CFマージン20%前後で安定的に稼ぐ力を持っている企業です。
5G実装に向けて設備投資も多いですが、本業の利益率は高く、安心感があります。
②高配当銘柄
VZはS&P500の高配当銘柄で構成されたETFのSPYDにも組み込まれており、折り紙つきの高配当銘柄になります。
過去5年 (2014~2019) の 平均配当利回りは約4.40% 、平均配当性向は62.0%です。
連続増配実績は14年ありますが、今後は増配を期待するというよりも今の高配当を享受するような銘柄になります。
【ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) 配当情報】
・年間配当額 2.46$
・過去5年配当利回り 4.40%
・過去5年平均増配率 2.51%
・連続増配年数 14年
↓同じく高配当のファイザーの紹介記事です。こちらも参考にどうぞ。
低ベータ0.48で安定感抜群!
VZの過去3年間のベータ値は 0.48で、同業他社のAT&T【T】(ベータ0.58)と比較しても非常に低い値です。
値動きは小さく配当も大きいので、私のポートフォリオの中でバランサーの役割を担っています。
デメリット
① 売上成長率3%台の低成長銘柄
VZの過去10年間の平均売上成長率はジャスト3.0%です。
財務改善などで効率化を図る可能性はなくはないですが、売上成長率が低いので限界があります。
AT&Tも3.25%ですので、通信株全体で同様の傾向となっています。
話題の5G(第5世代移動通信システム)で風向きが変わるといいですが。。。
↓ソースはThe Motley Foolの記事から。
②長期有利子負債が多いため、金利上昇時は向かい風
AT&Tもそうですが、VZの長期有利子負債は102億ドルと非常に多いです。
自己資本比率は約20%です。成長率は低いこともあり、金利上昇時にはインフレ負けするリスクがあります。
まとめ
AT&Tと並んで米2大通信企業のベライゾン・コミュニケーションズ【VZ】に対する、私の考えを整理してみました。
大きなリターンは期待できないものの、株価の上下は小さいながら高配当を享受できる、MyPFにおけるバランサーの役割を担っています。
安定的に稼ぐ力を持つ企業という点も非常に魅力的です。
株価の上昇時は静観で、また株価が下がってきたら追加投資していく予定です。
ベライゾンは守りの銘柄だね!
投資はあくまで自己責任でお願いします。
Believe in yourself.
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↓私の保有銘柄を紹介しています。参考にこちらもどうぞ。
↓今回5Gについては触れませんでしたが、5G関連銘柄の紹介です。参考にこちらもどうぞ。
↓米国株の入門書としておすすめです。
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