【V】ビザ 決済ネットワーク最大手!!”創造的破壊者”と呼ばれるフィンテック銘柄!

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読者の皆様、お久しぶりです。りんりん (@RinRin_aoihabur)です。

今日は米国株のビザ【V】を紹介します。

りんりんの厳選した保有銘柄の一つでもあります。

りんりん
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りんりんがビザの銘柄分析をしてみたよ!

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 【基本情報】

ビザ【ティッカー:V】は、クレジットカードの決済ネットワークを提供する会社です。

カード発行会社は銀行や信販会社など多数ありますが、決済ネットワークを提供する会社はビザ、マスターカード、アメリカン・エクスプレス、JCBなど、数えるほどしかありません。

↓VISAのHP

[公式]Visa ビザカード・世界でワンタッチ 決済 | VISA | Visa

本銘柄は情報技術セクターに属しており、NYダウ、S&P500の構成銘柄です。

金融セクターと思われがちですが、ビザはeコマース(電子商取引)の一部である”決済システム”のみを提供するというビジネスモデルのため、れっきとした情報技術セクターです。

米国の同セクターで比較しますと、マイクロソフト【MSFT】、アップル【AAPL】に次ぐ時価総額3位の会社です。

ビザは2007年にグローバル企業として発足し、2008年に史上最大規模の新規公開株(IPO)として華々しく上場しました。

2014年あたりからオンライン決済が浸透し、クレジットカード決済の利用が爆発的に伸びた印象があります。

“googleより引用”

上記は過去5年のチャートです。

綺麗な右肩上がりのチャートですが、ここ1年は特に注目を集めており、株価が急上昇しています。米国株投資家のブログやアナリスト分析を見ますと、成長株かつ優良株として取り上げられることが多いです。 

【創造的破壊者とは!?】

ちなみに、ビザ【V】を代表とする決済ネットワークを提供する企業はFAANG(Facebook、apple、amazon、Netflix、Google)を上回る“創造的破壊者”と呼ばれています。

FAANGを上回る株価上昇率で、今後もその流れは続くだろうと予想されています。

“創造的破壊者”とは経済用語で、技術革新により既存の非効率な経済・経営体制を破壊し、より効率的な新たな経済発展を生じさせる者だそうです。

↓「創造的破壊者」、決済サービス株がFAANG上回る-モルガンS-(Bloombergより)

「創造的破壊者」、決済サービス株がFAANG上回る-モルガンS
頭文字から「MVP」と総称される米マスターカードとビザ、ペイパル・ホールディングスの決済サービス大手3社の合計の株価上昇率はハイテク大手5社「FAANG」を上回っており、この状態が今後も続く可能性が高いと、モルガン・スタンレーが分析した。

それでは、創造的破壊者たる米国株ビザの”強み”、”弱み”をみていきましょう。

【強み-Strength-】

 まずは、ビザ【V】の強みをみていきます。私が思う主な強みは2点あります。

①世界の消費増加と電子決済増加の恩恵

世界の消費が年率平均1~5%拡大しているのに加え、現金決済から電子決済に急速に移行しており、ビザ【V】はその相乗効果による恩恵を最大限受けています。

決済ネットワーク業界は、中国銀聯(ちゅうごくぎんれん)が独占する中国市場を除き、ビザ【V】とマスターカード【MA】が寡占している状況にあるためです。

この状況がいつまで続くか分かりませんが、中期的には安定した売上上昇が見込めます。

 ②成長株でありながら連続増配銘柄

 上場して12年ですが、連続増配11年となっています。

情報技術セクターとしては異色で、成長株でありながら安定したキャッシュフローがある証拠です。

株価の上昇率がそれを上回るスピードなので、配当利回りとしては低いです。

【ビザ(V) 配当情報】

・年間配当額 1.2$

・過去5年平均配当利回り 0.63%

・過去5年平均増配率 20.17%

・連続増配年数 11年

米国株ブロガーとして有名なもみあげ氏の記事です。

もみあげ氏はビザ【V】からの配当を”別格”と称しています。

【弱み-Weakness-】

次に、ビザ【V】の弱みをみていきます。

隙がなさそうな銘柄ですが、強いて挙げるならこの2点くらいかなと思います。

①株価収益率PERが高め

 2020/1/12時点の実績ベースで株価収益率PER36.4とやや高めです。

1株あたり利益EPSも順調に伸びており、来期予想ベースでいうともう少しPERは低いですが、少し過熱感は強いかなと感じています。

新規で投資もしくは追加投資する場合は、より慎重になってもいいかと思います。

②新たな電子決済がでてくる可能性

 今でこそ決済ネットワークの王座に君臨するビザですが、今後永続するかは誰にも分かりません。

決済市場は技術革新が著しいので、新たな”創造的破壊者”がでることで、ビザを脅かすかもしれません。

ビザ自体もタッチ決済やブロックチェーン技術の活用などに力を入れていますので、杞憂に終わるといいですが。。。

どの業界でもそうですが、同業他社の動向は常に意識しておきたいです。  

【おまけ~フィンテックの覇権を握るのは誰か?~】

 最後におまけで、フィンテックのお話です。

フィンテックとは金融(Finance)とテクノロジー(Technology)の造語で、情報通信技術により革新的な金融サービスを提供することです。

 以下の表は米国の代表的なフィンテック銘柄です。現時点では圧倒的なNo.1です。

しかしながら、フェイスブックの仮想通貨リブラ構想をはじめ、将来フィンテックの覇権を握ろうと各企業が熱心に競い合っています。

フィンテックが今後何を我々に提供してくれるのか非常に楽しみです。

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”東洋経済オンラインの記事より引用”

↓フィンテック企業に関する記事です。興味深いので、お時間あるときに是非読んでみてください。(東洋経済オンライン記事)

フィンテックで覇権握るアメリカ企業はどこか
6月18日、フェイスブック(FB)が新しい暗号通貨「Libra(リブラ)」を使った金融サービスを2020年にスタートさせることを発表した。ブロックチェーン技術を活用して、迅速かつ低価格の決済・送金システムを構築し…

【まとめ】

成長株かつ優良株として名高いビザ【V】に対する、私の考えを整理してみました。投資対象として非常に魅力的であることは確かですが、過信も禁物かなと私は考えています。長期的な視点で見れば、決済の競合となる新技術により、決済ネットワークのシェアが脅かされるリスクもあります。

とはいえ、このまま順調に成長してくれることが、ホルダーとしては最高です!!

りんりん
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米国株ビザは配当益と株価上昇の含み益で2度おいしいよ!

投資はあくまで自己責任でお願いします。

Believe in yourself.

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