【AWR】アメリカンステーツウォーター 水道事業を手掛ける連続増配64年の配当王

読者の皆様、お久しぶりです。りんりん (@RinRin_aoihabur)です。

今日は米国株のアメリカンステーツウォーターを紹介します。

りんりん
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りんりんも保有している銘柄だよ!

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銘柄概要

アメリカンステーツウォーター【以下、AWR】は持株会社で、子会社を通じて水道、電気、契約サービスを運営する会社です。社名に”ウォーター”とあるように、主力は水道事業カリフォルニア州の10群、約25万世帯超に水道サービスを提供しています。

AWRは公益事業セクターなので、飛び抜けたリターンは期待できないけど相場下落時に強さを発揮する銘柄となります。私の保有銘柄では唯一S&P500指数に含まれない銘柄です。

同業他社にアメリカンウォーターワークス【AWK】があります。こちらは米国47州とカナダの一部に事業を展開しています。

googleより引用

過去5年のチャートです。
綺麗な右肩上がりのグラフです。2019年10月末に急上昇して一瞬私の保有株で最もリターンのいい銘柄にもなりました。

↓そのときの運用実績記事です。

業績サマリー

※楽天証券より引用(予想データはロイターコンセンサスを使用)

AWRの業績サマリーです。
売上高はほぼ横ばい、純利益も18年は落ち込んだものの19年は回復する予想です。良くも悪くも業績が安定しているという印象です。
一つ注意点として、18年に入り株価収益率PERが急上昇しており、19年予想も40倍超えとなっています。同業他社のアメリカンウォーターワークス【AWK】のPERは35倍程度ですし、 利益成長率はあまり高くない公益事業の会社であることも加味すると、非常に割高感が強いと思います。

メリット・デメリット

それでは、AWRを投資対象としたときのメリット・デメリットをみていきます。

 メリット

①人口増加が続くカリフォルニア州の事業

カリフォルニア州はアメリカで最も人口の多い州で、2017年時点で人口3,900万人弱、人口増加率約4.7%です。水道会社をはじめとしたインフラ事業はまず無くないですし、人口増加が続いているカリフォルニア州で事業を展開しているのは大きな強みです。

②連続増配銘柄

AWRはS&P500にも含まれていない銘柄ですが、連続増配実績により米国株投資家に有名な銘柄となります。連続増配年数は64年で、過去5年(2014~2019)の平均配当利回りは約1.81%です。リーマンショックのような暴落時に減配していない実績があることは非常に評価できる点です。

また、連続増配ではあるものの近年の株価上昇率が高く、残念ながら配当利回り2%以下となっています。高配当株を好む投資家さんには敬遠される銘柄かもしれません。

【アメリカンステーツウォーター(AWR) 配当情報】

・年間配当額 1.22$

・過去5年配当利回り 1.81%

・過去5年平均増配率 6.92% 

・連続増配年数 64年

↓連続増配50年以上の企業は配当王と呼ばれています。
同じく配当王の企業です。こちらも参考にどうぞ。

 デメリット

①S&P500を上回るリターンは難しい

過去5年は株価急上昇でS&P500指数を上回っているものの、今後は20年、30年の長期でみるとS&P500指数を上回る可能性は非常に低いです。公共事業セクターであるAWRはリスクを抑えつつ、ある程度のリターンも得ることができる、株式と債券の中間的な立ち位置かと思います。

【 S&P500とは? 】
米国株式市場を代表する指標の一つです。米国を代表する約500の大型企業で構成されています。S&P500は過去30年で年率+約10%のリターン実績があります。

②PERが非常に高い

2019年11月20日現在の株価は85.24、PER(2018年実績ベース)は49.29倍です。公共事業セクターの平均PERは20倍程度ですので、非常に高いと考えています。

【 PERとは? 】
株価収益率(株価÷1株あたりの利益)のことです。
PERが低いと株価が割安だとお考えください。例えば、PER15倍だと「15年で投資資金分の利益が会社に入るだろう(同じ利益が続くと仮定すれば)」という感じです。

まとめ

公共事業セクターの配当王アメリカンステーツウォーター【AWR】に対する、私の考えを整理してみました。

大きなリターンは期待できないものの、連続増配実績64年の企業ですので、長期投資家は是非抑えておきたい銘柄の一つです。

日本と違って、人口増加率も高いカリフォルニア州の水道会社という点も非常に魅力的です。

株価の急上昇に注意しつつ、好景気の時こそ追加投資していく予定です。

りんりん
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