長期投資家の葛藤【2020年3月第3週 資産運用実績】

読者の皆様、お久しぶりです。りんりん (@RinRin_aoihabur)です。

今日は2020年3月21日時点の運用実績を報告いたします。

私の投資デビューは2018年9月ですので、個別株始めて19ヶ月目の運用報告になります。

子供が生まれたばかりでブログ執筆の時間が取れず、久々の更新です。←言い訳

暴落を受けて、「相場から撤退」とか「投資が嫌になった」というわけではないので、ご安心ください。

とはいえ、思うところは多々ありました。

本記事では運用実績の報告とともに、今回の弱気相場入りを受けての、私自身の心の内での葛藤も綴りましたので、是非最後までお読みいただけると幸いです。

りんりん
りんりん

プライベートが忙しくて久々の更新だよ!

~以下、テンプレートの自己紹介です。~

私は2018年9月からつみたてNISAで投資をスタートし、現在は投資信託、米国ETF、個別株(日本株、米国株、中国株)で運用を行っています。

ちなみに、つみたてNISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)は夫婦で満額積立しております。

今後30年以上の長期で年率5%を目標にコツコツ積立を続けていきます。

2020年6月までに1000万円を投資予定です。 ※現時点で投資額1200万超と、目標投資額を既に達成しております。

また、投資は余裕資金での運用とし、生活防衛資金は別途確保しています。

夫婦合計で現金比率50%以上を守っています。

夫婦合わせた総資産は現時点で2000万円以上あるため、1000万円を投資に回しても、現金比率50%以上を満足します。

現在の金融資産の比率は42.9%で、現金比率50%までまだ余力があります。

~テンプレート終わり~

↓私の投資方針について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

早速、運用報告を行います。

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【資産運用サマリー】

2020年3月21日時点の損益サマリーです。投資額、資産評価額、損益額はすべて円単位になります。

損益率はー15.4%で、年初来リターン-24.2%です。

昨年後半は4ヶ月連続で損益率プラス更新と好調でしたが、2020年2月19日をピークに弱気相場入り(リセッション入り)となりました。

損益額(含み損益+配当益+売買損益)もー187.1万円と過去最大の含み損となりました。

米国株、日本株の指数を見てみますと、20/3/21時点でS&P500指数は2304.92 (年初来-28.7%) 、TOPIX指数は1283.22(前月比-25.5%)と大幅に下落しています。

2019年10月以降は最高値を更新し続ける非常に強気な相場でしたが、コロナショックに逆オイルショックが追い打ちをかける形で、年初来20%以上下落の弱気相場入りとなりました。

↓【米国株】ダウ弱気相場入り、「パンデミック」重し(2020/3/11 Bloombergより)

【米国株】ダウ弱気相場入り、「パンデミック」重し
11日の米株式相場は大幅反落。新型コロナウイルスに関して世界保健機関(WHO)が「パンデミック」(世界的な大流行)を宣言したこと、またトランプ米政権による景気対策の詳細発表がなかったことが響いた。米国債は続落、原油相場は大幅安。米クレジット市場では緊張が高まった。

【資産クラス別推移】

上の図は 2020年3月21日までの各資産クラス別の推移を示しています。

横軸は年月、縦軸は円です。

2020年3月21日時点で金融資産は1000万円を超えました。

2020年3月は大幅に投資額を増やしましたが、評価額としては残念ながら微増となっています。

資産クラス別に見ると大きく増減はなく、こちらは当初の予定通りです。

弱気相場は長期積立投資におけるボーナスステージと考えていますので、しばらく100万円/月のペースの積立になりそうです。

くれぐれも余裕資金がなくならないよう注意したいと思います。

【損益推移】

上の図は 2020年3月21日までの損益推移を示しています。

水色塗りつぶしが積立投資額、 青線 が評価額を示しており、左縦軸の円で読みます。

赤丸/赤線が損益率、黄色丸/黄色線緑丸/緑線が それぞれ “emaxis slim S&P500“、 “emaxis slim オール・カントリー(日本株含む)” を毎日定額積立(ドル・コスト平均法)したときの仮想の損益率” を示しており、右縦軸の%で読みます。

自分のポートフォリオを客観的に見るために、 S&P500指数をベンチマークに位置付けています。

今回から、参考までに全世界株指数の損益率も追加しています。

私のPF(ポートフォリオ)は、ベンチマーク(S&P500)の損益率に対して+1.3ポイントとなりました。

今月は過去数ヶ月の傾向と変わって、S&P500の毎日積立を上回る損益となりました。

全世界株やREIT、債券に分散した成果が現れて一安心です。(とはいえ、今回はJ-REITも暴落しており、喜んでばかりはいられない状況です。)

なお、emaxis slim S&P500は投資信託のため、個別株の評価額から一日遅れで反映されることに注意が必要です。

前日(3/20(金))のS&P500は4.3%ほど下落していますので、実質的にはもっと差が開いています。

【アセットアロケーション】

2020年3月21日時点の金融資産のみのアセットアロケーション(資産配分比率)です。

※なお、全財産に占める金融資産は約43%で、残りの約57%は現金です。

今年2月,3月の買い付けではslim8資産バランスとVOOを大幅に買い増しましたので、各REITの割合、先進国株の割合が高くなっています。

日本株の割合が少なくなっていますので、どこかで個別株の買い付けを行う予定です。

私のPFは、全世界株式の時価総額平均をベースにしつつ、値動きを和らげるために逆相関の関係にある債券とREITを少しづつ組み込んでいます。

しかしながら、今回のような暴落のケースでは、株の地域分散、REITへの分散はあまりリスク軽減にはならないことが分かりました。

今の状況では現金(キャッシュ)が最も信頼できる資産となっており、現金比率の大切さをひしひしと感じます。

【保有銘柄ツリーマップ】

2020年3月21日時点の金融資産のツリーマップです。

ツリーマップでは金融資産総額に占めるそれぞれの保有銘柄の割合に比例して面積が大きくなっています。

これまでは投資信託・ETFと個別株の割合が概ね50:50でしたが、今回の暴落で個別株を買い増すのが怖くなったので、投資信託・ETFの割合が高くなっています。

以前から私が投資の軸にしているのはemaxis slim 8資産均等型米国株ETFのVOO(バンガードS&P500ETF)です。

前述の通り最近この2つを大きく買い増したため、資産の割合はそれぞれ約25%、13%と比率が上がっています。

↓slim8資産均等とVOOの銘柄紹介はこちらをどうぞ。

ツリーマップは個別株の保有比率が偏っていないかのチェックにもなります。

今のところ、コカコーラ【KO】、アリババ【BABA】の保有比率が低いですね。株価も段々と割安感がでてきましたので、そろそろ買い増ししたいと思っています。

【個別銘柄一覧 】

2020年3月21日時点の個別銘柄の運用成績一覧です。

米ドル建ての銘柄はドル円レート110.97円(20/3/21現在)で円換算しています。

最近はドル円レートは3/9に一時101円台に突入したりと、乱高下が激しいですね。

今は一変して世界的なドル買いが進み、円→ドルへの買付がやりづらい状況です。

投資信託・ETFと個別株の保有比率は54:46です。

個別株の怖さを少し感じて、投資信託・ETFにやや比重がシフトしてしまいました。

個別株を見ますと、まず特筆すべきは航空関連のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)で、年初来リターンがー44.9%です。

世界的に移動が制限されていることが原因のようです。

簡単に潰れる企業ではないので、このボラリティを生かして少量買い増したいと考えています。

次に特筆すべきはアメリカンステーツウォーター(AWR)ウォルマート(WMT)です。

年初来リターンはー0.7%ー4.0%で、3/19(木)にはAWRは最高値付近、WMTは最高値更新という心強い値動きを見せてくれました。

「いっそ最高値で売ってしまって、今後買い付けるキャッシュを確保しよう」という考えが一瞬頭をよぎりました。笑

そのほかにも、ベライゾン(VZ)アリババ(BABA)の下落率がS&P500指数と比べて低く、MyPFは結果的に上手くバランスが取れていたと思います。

話は変わりますが、日本株のメタップス(6172)は2019年12月期決算が残念な結果でしたので、2020/2/17/に786円で損切りしました。

この件はいずれ別記事で書きたいと考えています。

↓こちらは過去記事です。

成功と失敗、そして反省

今回の弱気相場入りを受けて、私自身の心の内での葛藤について書きたいと思います。

下落相場での私の投資状況ですが、今年2月は定期買い付けも含め約150万円追加投資、今年3月は前半だけで約210万円の追加投資でした。

昨年までの毎月の積立が約50万円程度だったことを考えると、少し勇み足でしたね。

あくまで結果論ですが、含み益で調子に乗って買い付けしすぎたなと反省しています。

日々乱高下する相場に対して、コツコツ積立を継続するスタンスは変わらないものの、「今のうちに一旦売ってたら…」や「もっと買うのを待ってたら…」など考えてしまいます。

失敗は感情のコントロールが出来ておらず、強気相場で大幅に買い付けてしまったこと。

成功は余裕資金がまだ300万円ほど残っているということ、下落相場でも買い付けを続けられていること。

含み損がー200万円近くなっていることを受け、妻から冗談交じりで「含み益100万円の時に売った方がいいって私言ったよー」と言われてしまいました。

妻の言うように短期的には確かに失敗です。返す言葉もありません。

しかしながら、資産運用の目指すべきところはもっと先にあって、短期的な売買は再現性に乏しく、そう上手くいくものではないだろうなとも思っています。

長期的には“バイ&ホールド”がベストでなくともベターな選択肢となるはずです。

バイ&ホールドは負けにくく、勝ちにくい投資法ということを実感しました。

リセッション前に危険を察知して、早期撤退された上級者(もいらっしゃるようですが、早期撤退は難易度・リスクが高く、私には出来ないなと思います。

私の今後の投資方針としては、下げが続く間に出来るだけ買い増しを続けていきます。あくまで余裕資金の範囲内で。

参考までに、上のグラフは私が投資を始めた2018年9月からの各ファンドの基準価額の推移です。

比較できるように、2018年9月6日の各ファンドを10000として、その後の推移を確認しています。

グラフを見ますと一目瞭然で、私の短い投資歴(1年半)では”今はまさに底へまっしぐら”といった感じです。

20年、30年後に右肩上がりになることを信じて、長期積立投資を継続します。

【まとめ】

今月のMyPF(マイポートフォリオ)は非常に苦しい展開で、2020年3月21日時点ではー187.1万円(損益率ー15.4%)で、年初来リターン-24.2%でした。

ベンチマーク(S&P500)の損益率に対しては+1.3%となり、下落相場ではMyPFがアウトパフォームする結果でした。

今回の弱気相場の出口がいつになるか分かりませんが、非常に学びの多い相場です。

長い投資生活では暴落はつきものです。

不謹慎かもしれませんが、 投資歴がまだ浅いときにこのような経験でき、退場しないで済む(まだまだ予断許さないですが。)のは非常に幸運だと思っています。

この経験を今後の長期投資に100%生かしていけるよう、日々勉強です。

“恐れず、奢らず、侮らず。将来はいつも不確実。値動きに惑わされず決して市場から退場しないこと。”

りんりん
りんりん

今年も長期積立投資をコツコツ継続していくよ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

当サイトの運営者りんりんは、2046年4月までに金融資産1億円を目指しています。

今後も読者の皆様にも、りんりんの長期投資にお付き合いいただければ幸いです!!
一緒に相場の荒波を乗り越えていきましょう!

投資はあくまで自己責任でお願いします。

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↓前回2020年1月末の運用実績記事です。参考にどうぞ。

↓個別株の保有銘柄はこちらで紹介しています。ポートフォリオ作成の参考にどうぞ。

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